夏野菜は安いんですよ。
もちろん。
なすもきゅうりもトマトも市場に入荷するものは安い。
今が旬ですから。
昨日お客さまがいらっしゃいまして、
土生姜をうちの近所の八百屋さんで買おうと思ったら
とても高い値段で売っていたので、
人を馬鹿にしていると思って買うのを止めて
うちに来たとおっしゃいました。
確かにうちには安い土生姜があります。
しかし今、八百屋さんがまともに高知県産の上等の土生姜を仕入れたら
100g200円近くで売る必要があるはずです。
いわゆる土生姜の時期はこれからですから。
八百屋さんも仕入れ値に3割位利益乗せて、
さらに消費税乗せたらそれくらいになるはずです。
これはどうですかね。
人を馬鹿にしていることでしょうか。
その場は適当に、それはしょうがないですね〜と流しましたが、
生産地で労働している人から野菜や果物を仕入れると
それ相応の価格がするものです。
それを広く不特定多数の方に、なるべく良いものをお売りしようと
八百屋ががんばるとそれ相応の価格がするものです。
いつもお伺いしますが、
だれにお金を払いますか?
お金を払うことは経済をどう取り回していくかの意思表示ですね。
野菜や果物、食費は家計の中で一番削り安い部分ですが、
最終的にツケが回ってくるのは消費者の皆様だということを
お忘れにならないように。
価値のあるつくり手さんにお金が回る仕組みをつくることが、
今一番大事なことですから。