近藤貴馬(西喜商店 四代目)のブログ

京都の老舗青果店、西喜商店の四代目。㈱セガにて6年間営業職を務めた後、㈱地元カンパニーに入社。「地元のギフト」事業の全国展開を担当。営業のみにとどまらず地域に関わる様々な業務をこなし、2015年に京都にUターン。現在はリノベした京町家に住みながら、西喜商店の事業拡大に取り組む。

品種別野菜食べ比べ大会をしたい。

閑散期で暇ですね!

家族の状況もあり、今年の目標も周りに流されずあまり大きく何もしないこと、

でしたが、閑散期の仕込みの時期、いろいろなお誘いが舞い込んできます。

多いのはフードロス対策関連でさらえるキッチン開催も含めて

3件くらいは面白いことやれそうな話があります。

これはおいおいPRするとして、

さらえるキッチンのパートナーの津乃吉さんと話してて

やりたいんだよって言われたのが、

大根の食べ比べ大会。

八百屋は日々食べ比べの毎日ですが、

一般の人はなかなかできないけど、

大根は品種によって、味や食感全く違うけど

なにがどう違うのかわからないし、

テレビを見て瞬間的にはわかってもなかなか知識としては定着しない。

けど、身近な食材やし知りたい!

ということで、やりましょう!これ!

八百屋なりの大食べ比べ大会。

ただし、今からイベントの仕込みしてたら大根の旬が過ぎていきそうな気がするので、

大根は次の冬で。

なんで、まずは初夏のじゃがいもくらいから?

じゃがいもも品種わけわからんくらいいろいろありますけど、

旬の初夏は熱くて意外と沢山じゃがいも食べる気しないですもんね?

やっぱり、みんなカレーとかおでんとかポトフとかシチューにいれがちだし。

初夏、やろうと思います!

 

なんか、特に柑橘農家さんとか桃農家さんが全国から何十種類も集めて

やっているの見かけますが、あれ楽しそうですもんね〜。

楽しいこと好きな皆さん、ぜひ一緒に楽しいことやりましょう〜。

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まあ、こう寒いときは丸大根ですよね!

でも、大根サラダで甘すぎてびっくりするくらま大根もまだありますよ!

 

 

 

年末年始雑感

新年あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくおねがいします。

今年はねずみ年で年男です。

去年の目標は、周りに流されずあまり大きく何もしないこと、でした。

今年の目標は、周りに流されずあまり大きく何もしないこと、です。

こどもが保育園年長の年になり、うちの保育園はなんだか大変そうです。

目の前のことを一つ一つ積み重ねてまた来年に備える、という意味です。

いつもいつもTwitterで嫉妬を積み重ねては焦る日々ですが、

いつか、いつか来るその時まで、今年も力を蓄えておこうと思います。

以下、年末年始雑感。

 

・毎日が年末なら八百屋もこがねもちになれるのに。自己矛盾。

・年賀状が届く数が減りまくった。僕も今年で送るのは最後にしようと思う。

 業務上、空気的に失礼にあたるな、と個人的に判断した場合だけ返送という形で

 送ろうと思う。書く時間も無い。大事な友達にはSNSで十分に挨拶ができたし。

・特番シーズンのテレビを一気に見た。

・紅白は去年がテレビ的に面白すぎた反動か、今年は全然見どころなし。

 King GnuがMVP。ん?ハマケンどこ?星源とMISIAすんげ〜〜。くらい。

 坂道AKBは一つにして来年はハロプロWACKがんばろう!

・それよりガキ使が随分クオリティ高かったですね!ネタにしやすい年でしたね!

 飽きたという声ありますが、そういう人は見てない人ですね。

 今年は飽きたとかそういう次元ではないところでネタとして面白かったです。

・格付けチェックも、かなりの高品質な内容でした。これも飽きたとかいう批判

 ばっかり目につくけど、毎年スタッフ対ゲストの戦いはアップデートされ続けて

 いる。

・グラン・メゾン東京、最終回までずーっと面白かったのに、最終回なにあれ?

・いだてんの総集編を見たかったけど時間がまだ無い。

・1〜3月期は何を見ればいいのか教えて下さい。

・元旦は春日神社の神輿会の餅つきでした。4年も隅っこで顔を出していると、

 大分居場所ができてきました。地域に溶け込むには4年かかるということですね。

 しかし、居場所を作るということは生きていく上で極めて重要です。

・そういう意味で、創生のタイガと望郷太郎は2020年代の本質をついた漫画で、

 もっとハネてほしい。

・ゲームをしたい欲求が溜まって、FF7iphoneでやっている。なんか、7だけ

 やってなかった。めちゃくちゃおもしろい。リメイクされるわ、そら。

 あと、これも、2020年にリメイクされることに意味ある。

 ストーリーの内容が今の時代にものすごくフィットしている。

・運良く、タイミング良く、移住計画の忘年会もできたし、

 学生時代の友達とも何回か飲みに行けたしホームパーティーもできた。嬉しかった。

 昨今の同窓会敬遠論をはじめとする人間関係効率化的な世論により、

 昔からの友達と会うのは非効率という論調が多勢を締めてきて、

 僕のように昔のことを懐かしむことに生きがいを感じるタイプの人間には

 随分生きづらい世の中になってきましたが、他愛も無い、探りあいの無い

 会話の尊さをこれからも大切にしていきたいです。

・たまに僕、野菜の流通、消費動向から、社会に対して言いたいことがあって

 書いたりするじゃないですか。野菜関係ない話ですけど、ものすごい格差を

 感じることがあってその格差が東京で働いている人、地方で働いている人、

 田舎で働いている人、みたいなグラデーションではなくて、大企業で働いている

 一部の人とそれ以外の人、みたいなものすごい高いところでガシャーンと

 区切られていることを感じて、あーもうこの国まじでいよいよやばいな、

 と思っていますよ!

・お金が原因でよくないことが起こる年になる、そんな予感がします。

 お金に流されない精神を保つこと、心を豊かにしておくこと、

 そういうことが大切になる一年、それが令和二年だと考えています。

 すなわち、人と人との関係が一番大事だということです。

 

今の僕の価値観、そんな感じ。

あ、八百屋にできる新しいお誘いは2020年も随時お待ちしています!

僕、自営業なんですけど、人と何かするのが大好きです! 自己矛盾2。

 

 

いだてん

いだてんの感想をTwitterに書こうと思ったら‪文字数が足りなかった。

当たり前か。

いだてんは歴史に残る名ドラマになりました。

最終回はずーっと見てきた人へのご褒美回。

細かい伏線回収はもちろん、大筋の富久と聖火リレーのシンクロはこれぞクドカン脚本の醍醐味が画面一杯にほとばしる最高の映像。

本当に、スポーツが好きな日本人がなぜいだてんを見なかったのか、

視聴率が低かったという事実が悔しい。

今日本人が考えないといけないことがたくさん詰まっていたのに。

ああ、面白かった。まだまだ見ていたいじゃんねーーー。

 

東京オリンピックの結果とか開会式の様子とかはスポーツ好きならある程度は知っていたけど、

個人的なハイライトは閉会式にあって、

閉会式があんなグチャグチャだったのは知らなくて、

しかしあれこそが治五郎先生とまーちゃんが夢見た国も人種も超越した平和の祭典、ぺ、面白い

だったんだなと、

脚本にもあの閉会式からの逆算がばーっと散りばめられていたんだなと感動しました。

僕、難しい事はわからないんですが、人生で何度かあーこれが平和かって実感したことがあるんですが、

その中の一つが音楽の話になってしまうんですが、

2006年のカウントダウンジャパン大阪のカウントダウンがスカパラだったんですけど、

その時初めてスカパラのライブ見たんですけど、

やっぱフェスっていろんなバンドのファンがいるから、盛り上がったり盛り下がったり鬱陶しい客がいたり

いろいろするもんですが、その時のスカパラは新年という雰囲気も相まって

もうそういう面倒臭いあれやこれやを超越してみんなが楽しく踊ってて

あー音楽は人を救うってこういうことかーって実感したんですけど、

今日のいだてんの閉会式はそれとシンクロしました。

 

あー、話が尽きないんやけど、今日こどもから「日本」について説明しなければならない話になってと聞かれて

なんかそんな会話もシンクロしちゃって、

これはオリラジあっちゃんのYouTubeからのサピエンス全史の影響も多分にあるんですけど、

国って何かとか、幸せって何かとか、面白いって何かとか、

日本のスポーツ史から相当に深いところまで練りこまれた話だったんですよ!

いだてんは!しかも最高に面白いんだよ!

ちがう!そう!

あー、感想を話したい。