近藤貴馬(西喜商店 四代目)のブログ

京都の老舗青果店、西喜商店の四代目。㈱セガにて6年間営業職を務めた後、㈱地元カンパニーに入社。「地元のギフト」事業の全国展開を担当。営業のみにとどまらず地域に関わる様々な業務をこなし、2015年に京都にUターン。現在はリノベした京町家に住みながら、西喜商店の事業拡大に取り組む。

和歌山若手果樹農家三銃士巡り

体育の日の休日を使って、

和歌山県に言ってきました。

狙いは去年はるばる当店を訪れてくれた若手農家3人に

会いに行くことです。

一軒目は、有田川町の松坂農園さん。

YN26(とても新しい品種の早生みかん。おいしい。濃い)の

園地を見せてもらいました。

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出会いは京都わかもん会議。

(こうやって、若者同士をつなげて事業につながっているんだから

 とてもいい企画だったということですよね)

京都の大学に行かれていたこともあるかと思いますが、

ものすごく行動力もあって、気が合う、という感じです。

みかんの傷を見分けるためのひみつ道具?を見せてもらいましたが・・・

賢いな〜っていう印象です。

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あと、みかんという果物は誰のためにあるのか、

値段の付け方、本当に食べてもらうべき人は誰なのか、

この辺の話で意気投合。

野菜、果物はお金持ちのためのものではない。

なるべく多くの人の体と心の健康に寄与すべき仕事なのではないか。

この話は長くなるので次へ。

 

 

 

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善兵衛農園の井上さん。

お祭りの準備で忙しいところかけつけてもらいました。

若くして、先祖代々続く田村みかんの生産に携わっておられます。

田村みかん。みかんのトップブランドです。

京都市場にも最も多く入荷する産地の一つであり、

僕も子供の頃から食べ続けているみかんの産地。

立地、土壌、環境、全てにおいてみかんを作るのに最適な土地。

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田村の山の上から見下ろす景色。

恥ずかしながら知らなかったのですが、

田村は地名ではなく、「田」という地区の村で

田村、とのことで・・・勉強になりました。

 

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田村みかんの出荷場。

ここから、全国に田村みかんが出荷されていきます。

 

最後は、和歌山市に戻りまして、

桃、柿が主力の山本農園さん。

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甘い果物がメインですので、

とにかく糖度に対するこだわりがすごい。

理詰めで糖度を上げていく姿勢、話が面白い。

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桃はもう終わってしまいるんで、これからは柿。

僕、実は柿が苦手なのですが、これなら食えるでしょ近藤さん

っていって出してもらったのが太秋柿。(写真のは違います)

柿って言うより梨だから、って言って出してもらって、

もちろん柿なんですけど、甘ったるくないけど甘い、すごい美味しい柿なんです。

これ、来週の目玉にしますので。

 

総じて、産地へのご挨拶、見学はおもしろい。

それはみなさん命かけてモノづくりしてるから

ことばに嘘がなくて魂こもってるからですね。

もちろんそういう農家さんめがけて言っていいるということもありますが!

 

次はどこへ行かせていただこうか。行きたいところはたくさんありますが・・・

 

松坂さん、井上さん、山本さん、お忙しいところご協力頂き

ありがとうございました!

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