一応、2015年の8月22日に西喜商店の
小売業を再開させたということで、
この日を継業記念日と定め、2年が経ちました。
だいたいこういうことを言うと、
まだ2年?もっとやってそう、と良く言われますが、
地元カンパニーに転職したときから地続きで今日まで
来たと思っていますので、
そういう意味では個人的には4年ちょっとやってきたという感覚です。
自由な働き方になって4年、という感じですね。
自由な働き方、というのはつまりセガという大きな会社を辞めて
組織の歯車として働くのでは無く、
その場その場で自分の意思、判断、決断、責任で行動する働き方、
という感じですかね。
地元カンパニーももちろん株式会社ですから、
会社のために働いていたのですが、
自分の意志を大きく尊重してもらっていたように思います。
ただ、八百屋業としては2年ですから、
あくまで転職2年目。
転職された方はわかってもらえると思いますが、
ようやく地に足ついてきた程度で、
自分の中でまだまだ感が強いです。
それでも半ば勢いで八百屋をやるぞと威勢よく
京都に帰ってきて、2年続けられてよかったと、
ホッとしているところではあります。
90年続いてる八百屋を潰すのはもったいない、
続けることは尊いこと、価値が有ること、
継続は力なり、
自分にしかできないこと、
衝動、生きている感覚が欲しいから、
そういう精神性先行でやって、
でも2年続いて、今日も明日も続けられそうでよかった、
そんな感じです。
情報発信というのはいい事書くときのほうが多いし、
いい感じに見えるかもしれませんが、
実態は父親とはうまくいかないし、
子育てしながらだと自制することも多いし、
奥さんと母親には迷惑かけることが多いし、
なかなかうまくいきません。
それでも応援してくれる家族のためにがんばるぞ、
応援してくれるみんなのためにがんばるぞ、
野菜、果物を買ってくれるお客さまのためにがんばるぞ、
野菜、果物を納めてくれるつくり手さんのためにがんばるぞ、
そうやって自分を奮い立たせて、
誰かのために今日も僕はがんばりたいと自分を奮い立たせています。
特に何かが変わるわけではないのですが、
自分自身の思いの記録として書きました。
それでも継業は、起業よりやりやすし、
東京でふんづまっているひとがいて、
もし跡継ぎできる環境があるなら、
人生の一個の選択肢にしてほしいなと思います。
お金のこととかありますが、
幸福感は得やすいです。
そんなことはこれからも伝えていきたいですね。
どうぞこれからもよろしくお願いします。