近藤貴馬(西喜商店 四代目)のブログ

京都の老舗青果店、西喜商店の四代目。㈱セガにて6年間営業職を務めた後、㈱地元カンパニーに入社。「地元のギフト」事業の全国展開を担当。営業のみにとどまらず地域に関わる様々な業務をこなし、2015年に京都にUターン。現在はリノベした京町家に住みながら、西喜商店の事業拡大に取り組む。

場所を探しています。廃棄野菜でもおいしくご飯を食べるために。

以前よりブログやfacebookに書かせていただいているように、

日頃から廃棄野菜を使って何かできないかと頭を悩ませています。

生鮮品を商品としてして扱っている以上、廃棄の問題とは避けて通れないですし、

そもそもうちみたいな、零細個人商店が対策したところで、

社会に与えるインパクトはホコリのようなものですし、

そもそも市場全体や巨大スーパー、コンビニで出る廃棄の問題のほうが

よほど深刻な問題です。

 

それでも、目の前にある問題に取り組みたい。

そう思ってしまうのが、自分の性分というか、運命というか。

ということで、いろんな人に協力をお願いして

イベントを企画することにしました。

もちろん採れたての新鮮な野菜、果物を食べてもらいたいというのが本心ですが、

痛む寸前の見切り野菜にも目を向けて欲しい。

必要としている人がいるならばそこに届けたいし、

ご家庭で余っている食べ物だって工夫次第でいくらでもおいしく食べられる。

食べ物は誰かの手によって作られているものだからこそ、

大切に食べきって欲しい。

そういう大げさな思いを、

小さくとも明るく楽しく伝えられる、イベントを企画します。

 

それで、一番盛大に巻き込んだのが津乃吉さんです。

www.tsunokiti.com

 

津乃吉さんも、佃煮をつくる際に大量に出汁がらが余るということで、

出汁をとり終わった鰹節をさらに加工して商品化されたり、

余すこと無く食材を使い切る、というポリシーを徹底されています。

相談を持ちかけたところ、主旨に賛同していただいて共同で企画を

立ち上げることにしました。

 

さらにいうと、京都市ならびにまちしごと総合研究所が主催する

活動進化プログラム2017にも採択して頂き、

全面的なご支援を頂くことになっております。

活動進化プログラム2017 ”みんなごと”のまちづくり推進事業

 

それで最後のひと押しで、会場を貸して頂ける方を探しています。

企画の内容自体は、西喜商店から出る廃棄野菜と、

津乃吉さんからでる廃棄食材プラス、

もしかしたらご参加頂ける皆様の家庭に眠っている食材を持ち寄って、

即席で調理して、おいしくご飯を食べる会です。

つきましては、

・それなりの広さの厨房、台所がお借りできて、

・20〜30名程度お客さまが入れて、

・公共交通機関で行ける京都の碁盤の目の中の場所で、

・日曜日の日中に貸して頂ける場所

を探しています。

 

もし、ご協力頂ける方がいらっしゃいましたら、

toma@nishikisyouten.com

までご連絡頂けませんでしょうか。

 

一緒に、フードロス対策に取り組んで頂ける方を探しています。

どうぞよろしくお願いします。

 

例えば、このあんぽ柿。

f:id:nishikisyouten:20171206165224j:plain好きな人にとっては大好物ですが、

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 1日だけ賞味期限が過ぎてしまっています。

けど、こんなもの1日くらい全く問題ないわけで、

今の法律だと廃棄しないといけないですけど、

もったいないじゃないですか。

これ、カマンベールチーズとあわせたら最高のおつまみですよ。

やっていきたいのは、そういうことです。