先日、高校(厳密には中高大一貫なのでもうちょい幅広いけど)の同窓会をしました。
生徒会長だったので幹事をやりました。それ自体はいつものことで、会自体も楽しくて久々の再会やからみんな緊張気味に来たんですが大盛り上がりで、利害関係のない青春時代の友達はいいなと何回も噛みしめる一日でした。
信頼できる友達と幹事を組んで当日まで祭りの準備をする行為は青春時代そのもので、最高の時間を最高の仲間と過ごすことができて感謝をしています。
それはそうと、35歳のこのタイミングで同窓会をして感じたことがあるので記事を書きました。伝えたいことは、社会課題、ソーシャルイシューに関わる皆さん、是非同窓会の幹事をやりましょう、ということです。
1)意外とみんな見てる。
定期的にFacebookを見てる人はもはやほとんどいないと思いますが、意外とみんなたまーに見てるということがわかりました。自分でいうのもなんですが地元カンパニーに入ってからSNSがんばってそこそこつながりの多い情報発信量の多い人、と思われるようにがんばってきましたが、同級生まで意外と届いてます。
「近藤八百屋がんばってるな!」という声ももらえて嬉しかったのですが、それ以上に「跡継ぎの記事読んで触発された」「フードロスの記事読んで考えさせられた」と、ワイワイ騒いでいるところを抜け出してわざわざ声をかけてくれる友達が何人かいて35歳にもなるとみんなの意識もこちらに傾いてくるのか…と驚きがありました。
「地元カンパニーは今どうなってるの?」と聞いてくる友達もいたりして、びっくりしました。
ふわっとした興味を持っている友達に、ダイレクトでソーシャルグッドの価値を伝える絶好の機会でした。
2)ものすごく興味ある人が数人いる
項を二つに分けたのに似たようなことを書きますが、上記のふわっとした興味ではなく、積極的な興味を示す人が2人いました。100人いて2人です。なかなかのコンバージョンだと思います。
とにかく驚きでした。「近藤、お前今面白いことやってるらしいな、教えてくれ」と、ガチで聞かれました。正直同窓会の場で地域活性化業界並びソーシャル界隈の話を持ち出すとは考えていなかったので慌てました。話すと長いし、どの分野に興味があるからしっかり聴かないとミスマッチでつまらないことになっても良くないし。
35歳にもなると、仕事自体はかなり余裕が生まれ、こどもがいるとそちらに手を取られますが、こどもがおらず仕事に自己実現が見出せないとやはり社会貢献に意義を見出したくなるのだと思います。実際京都に帰ってきてからイベント事でそういう方とよくお会いしますが(世代問わず地域と関わろうとする大人が多いことが京都の良いところだとつくづく思います。)
3)同級生から派生した人脈は強い
今回幹事を請け負ってくれたうちの一人は、高校時代は程よい友達関係という程度で特に一緒に遊びに行ったことがあるような仲ではなかったのですが、本人が実家の事業承継を考えていたタイミングで僕がユルイ事業承継の支援活動的なことをやっているのを知って、一緒に活動に参加するようになって、そこから僕がつながっていない同級生のネットワークをグンと広げてくれました。その流れで同級生の幹事も引き受けてくれて一気に仲良くなってうれしい限りです。(やまさんありがとう!)
いわゆるソーシャルグッド的な活動の初動の難しさは仲間をどのように広げるのかというところにあると思いますが、同級生というところに目を向けると「意外といる」ということがよくわかりました。そして、もともと顔が知れているので広がるが強く速いです。
ということで、同級生の幹事、いいです。時間をとって前にしゃしゃり出て自慢話をすると引かれて終わりなので、そういうプロモーションの仕方はやめたほうがいいと思いますが、日々がんばって情報発信をしていれば見ている人は見ているし、自然に近寄ってくれます。自分たちがいいなと思う社会づくりに、同級生という近いコミュニティから仲間を探すのはかなりありだと感じたので書きました。
あと、単純にめちゃくちゃ楽しい、同窓会。幹事は大変ですけどね。ありがとうございました。