近藤貴馬(西喜商店 四代目)のブログ

京都の老舗青果店、西喜商店の四代目。㈱セガにて6年間営業職を務めた後、㈱地元カンパニーに入社。「地元のギフト」事業の全国展開を担当。営業のみにとどまらず地域に関わる様々な業務をこなし、2015年に京都にUターン。現在はリノベした京町家に住みながら、西喜商店の事業拡大に取り組む。

人にやさしいお寺と八百屋。

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京都に帰ってきてから急速にお寺との距離感の縮まりを感じます。

子供の頃、お寺というのは墓参りをする場所。

お坊さんというのは葬式か法事の時にお経を読んで

説教してお茶飲んで帰っていく人。

そんなイメージ。というか、普通に日常を過ごしていたら

殆どの人がそんなイメージなのでは。

それが、大人になって京都に帰ってくるとガラリ。

 

まず、もともと同級生にお寺の跡取りがいるのでそういう話を聞くこと。

仲の良い友達がお坊さんになったので、お寺の仕事が身近になったこと。

そしてなにより、京都でまちづくり的なイベントに出ていくと、

お坊さんはじめ仏教関係の仕事の方にかなり出くわすこと。

京都ってほんまにお寺が多いです。

 

そして、知ること。

お寺業界も八百屋と一緒で大変だということ。

大変というのはつまり、

「どうやったら店に、つまり寺に来てもらえるのか?」

ってみんな一生懸命考えているということ。

 

新しく寺を継いだ友達は、

まずお寺のホームページやパンフレットを作っていた。

それ、おれとやってること一緒やん〜と盛り上がった。

 

京都のまちづくりイベントでは

お寺をまちのコミュニティ空間にするにはどうしたらいいか、

がテーマでした。


そうかー、お寺ってそんな気軽に行ったり絡んでしていいんや〜。

というのが、京都に帰ってきてから知ったこと。

観光として拝観料とか払って他人行儀に入らせてもらうのでは無くて、

こんちは〜〜って入っていい場所=お寺。

それはもっと知られていいことだと思いました。

あと、お坊さんはすごい。

相談への返しがすごい。お坊さんがすごいというか仏教がすごいというか。

みんな仲のよいお坊さんを使って困った時は相談に行ける世の中になると

もっとみんな救われるのではないかと本気で思う。

お坊さんはやさしいので、やさしい人と触れ合うこともいいと思う。

お寺はやさしい世界。

 

だから、みなさん今週と来週の日曜はお寺に行きましょう!

3月17日(日)は久々のぼくの主催イベントです!

たまには会いに来てもらえるとうれしい…お願いします…

お寺で落語聞いてから美味しいご飯食べるイベントです!

お寺もめっちゃ面白いお寺やで。

nishikisyouten.com

 
FBページも一応。追加情報を書いていきます。

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春野菜のおべんとう、お友達のさやちゃんにがんばって作ってもらいますので!

 

 

 

3月24日(日)はお寺でマルシェの「てらまる」です。

maman kyotoというママさん主体の団体が作る

マルシェなんですけど、お寺でマルシェがそもそもいいのに加えて、

出店者がいい。あと完全に子連れターゲットにしているので、

こどもはずっと楽しい。

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やさしくされたいみなさま、落語とお寺のダブルやさしい世界で待っています。

よろしくお願いいたします。

やさしくなりたい。

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NUMBER GIRLと僕の後悔

ナンバガが復活するらしい。

natalie.mu

 

ナンバガくるりスーパーカー、このいわゆる97年世代、

ロキノン系の先駆者。

84年生まれの僕的にはちょっと早すぎる人たちでした。

さよならストレンジャーが1999年。

透明少女が1999年。

中3には難しいわ。。

ちなみにMAKING THE ROADも1999年。

中学生と高校生の壁って厚くないですか?

僕、ことあるごとにこのバンド好き84年世代の受難について

ぼやいているので共感できる方はぜひ友達になってください。

 

そんな世代でも耳の早い友達が学年に1人はいて、

そう僕の同級生ならおもいつく変わり者のドラムのあいつ。

高2の時、すなわち2001年留学から帰ってきてちょっと複雑な人間関係に悩んでいたとき、

多分、どこかで僕がアコギを弾いているのを見たのだろう彼が、

突然MD持ってきて、

「コンドウくんこれ聞いてくれへん。めっちゃかっこいいから」

と言うてきた。ナンバガだった。どのアルバムかも覚えていない。

84年世代っていうのはダンスブームが始まったときなのでバンドに興味持つやつはホント少なかったし、多分自分と同じ興味を持ってくれるやつを探していたんだと思う。

ほんで聞いた。

しかし当時ゴリゴリのゆずっこで、

ただDragon AshSNAIL RAMPのおかげでようやく邦楽ロックへの道が

開きかけていたくらいの僕にはいかんせん難しすぎた。

なんとなく一周聞いて、それで終わってしまった。

ただ、そんなに仲良いわけではない僕にわざわざMD持ってきて

爆音の音楽を聞かせてくれた出来事は相当インパクトがあった。

 

優しい彼はその後僕と文化祭でバンドを組んでくれたわけですが、

ナンバガをやる流れになるはずもなく、今思うととんでもない後悔をしている。

ああ、あの時もっとあのMD聴き込んでたら、人生変わってたなぁくらい思っている。

むちゃくちゃかっこよかったよなぁ。気づきたかった。この後悔は一生続く。

僕がナンバガに気づいたのは2006年RISINGの向井秀徳アコエレ

遅すぎた。ほんまにごめん。

野菜や果物の値段を公開することの悩み

フードロス対策!

とかいつも大きな声で言ってせっせかせっせか、

市場で余っている野菜や果物を売っているのですが、

値段の公開の仕方について悩んでいます。

直近も取引先からオレンジのキャンセルをくらいあたふたしていました。

 

 

 

ここでいつも価格を公開することについて悩んでしまいます。

一つ目の悩みは

安い価格を公開することで、正規の価格で買ってもらえなくなるのではないかということです。

この恐怖心はなかなかのものです。

昔、見切り品のキャベツを50円で売っていたら

それに味をしめたお客さんが50円のキャベツはありませんか?

と来たことからのトラウマです。

特に一般の市民は野菜と果物の価格に敏感です。

10円高いだけで他所の店に買いに行かれますからね。

 

2つ目の悩みは安く売りすぎることで、

相場を崩すことへの不安です。

僕は市場からも農家さんからもどちらからも野菜、果物を仕入れます。

こどもがいるのでなかなかフットワークが重いですが、

産地にいくこともあるので農家さんの大変さがわかりますし、

自分も儲けたいのでなるべく高く売りたい気持ちが強いです。

なので、農家さんから仕入れた野菜はそこそこいい値段で売るようにしています。

一方で市場はもうむっちゃくちゃです。

うち(の父親)は問屋との付き合いが古いので、

もう仕入れも押し売りも余り物もむちゃくちゃです。

とにかく市場に入ってきたものを裁かないことには、

すぐ痛むものを扱っている関係で、もうどうにもならないです。

すぐ裁くには値段を下げることが一番手っ取り早いです。

でも市場に入ってくる野菜も結局は知らない誰かがきっと一生懸命作ってるわけじゃないですか。

そういうのを適当に扱うのもどうかと思うんですよね。

 

結局対策は無くて、僕がもっと売る力をつけるしかない、

ただそれだけのことなのですが、なんかつい悩んでしまいます。

 

あと、明日カンブリア宮殿でついに食べる通信が特集されるみたいですね。

似たようなサービスに少し携わって、関係している人を知っているだけにすごい楽しみです。

この記事を書いたのはこの放送に触発されたのもあります。

食べる通信で食材を買う行為って、コストパフォーマンスだけでみたら最悪です。

無茶苦茶高いです。(僕も買っていたので)

あれは買って応援、という意味合いが強いわけですが、

その思想=生産者中心に経済を回すことの重要性を啓蒙することが大事なわけじゃないですか。

なぜなら99%の国民は食品が誰かの手によって生産されていることに気がつけていないから。

だから値段のことばっかり言うわけだと思うし。顔が見えてないから。

僕なんかは顔が見えてるから安く買うことにすごく気を使うわけです。

だからみんな見て欲しいですね。5年くらいやってようやくゴールデンタイムでしょ。

すごいけど、あの時とはもう時代が変わってきているけど、それでも続かないと意味がないし、

続けることに意味があるし。

 

フードロス対策も子育てをしながらイベントを作るのが本当に難しくて

さらえるキッチンできなくて悩んでいます。

2月は閑散期なのでがんばってSNSで投稿もしていこうかなと思います。

特にがんばって大きく購買力のある業者さんと繋がるしかないので、

得意の泥臭い営業と汗臭い情報発信でがんばろうと思います。

最近はもうfacebookは完全にオワコンになってしまったので、

twitter頑張らないとなと思っています。

 

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